サイトオープンしました

FXトレード注意点:12月第4週(12/22〜12/26)

  • 2025年12月22日
  • 2025年12月29日
  • コラム

1. 先週のおさらい

ドル円は157.3円(12/22 10:40時点)と高値圏で推移しています。日銀が利上げを実施した後も円安基調が続き、市場では「来年の利上げペースは緩やか」との見方が広がりました。その結果、円は買い戻されにくく、高値圏で荒く振れやすい展開となっています。

クリスマス・年末を控え、市場参加者は急速に減少しています。流動性の低下により、通常なら反応しにくい材料でも相場が大きく動く局面が増えています。方向感よりも「値幅」が意識されやすい、年末特有の相場環境です。


2. 今週の流動性とテーマ

今週はクリスマス週=薄商い相場が最大のテーマです。主要市場の休場や短縮取引が重なり、実需や短期フローの偏りによる突発的な値動きが起こりやすくなります。

米国の注目材料は限られており、
・23日(火)のGDP(変則公表)
・23日(火)の消費者信頼感指数
・24日(水)の新規失業保険申請件数
が中心です。

また、25日(木)の植田日銀総裁発言は、海外市場が休場で流動性が極端に低い中で行われるため、発言内容次第では円相場が一方向に飛ぶリスクがあります。

円安が続くほど、政府・日銀サイドの牽制や市場の警戒感が高まりやすい点も押さえておきたいポイントです。


3. 通貨・資産別の注目ポイント

【ドル円(USD/JPY)】
上方向要因は、年末の薄商いによる円売りの継続、米指標の底堅さ、日本の追加利上げ観測の後退です。
下方向要因は、政府・日銀による円安牽制、植田総裁発言がタカ派寄りとなる場合、米指標が弱い場合です。
157円台は上下どちらにも振れやすいゾーンで、短期回転と逆指値設定が必須です。

【ユーロドル(EUR/USD)】
週後半は欧州の休場が増え、動いてもトレンドが続きにくい環境です。全体的にレンジ相場になりやすい週です。

【ゴールド(XAUUSD)】
金利が大きく動かなければ方向感は出にくいですが、年末要因で利益確定売りが優先されやすい点に注意が必要です。

【株式市場】
年末のポジション調整で上下に振れやすく、為替も株のリスクオン・オフに連動しやすい週となります。


4. 日別スケジュールと想定インパクト

12月22日(月)
米指標は小粒。薄商いによる突発的な値動きに注意。

12月23日(火)
豪:RBA議事録
米:第3四半期GDP(変則公表)
米:消費者信頼感指数
→ 週の中では比較的材料が揃う日。

12月24日(水)
クリスマス前日で多くの国が短縮取引。
米:新規失業保険申請件数。

12月25日(木)
クリスマスで多くの国が休場。
日:植田日銀総裁発言。
※流動性が極端に低く、値が飛びやすい。

12月26日(金)
休場継続の国あり(米国は通常)。
日:東京都区部消費者物価指数。


5. 先週の要旨

・日銀は利上げを実施したが、会見は慎重なトーン。
・市場では「利上げは時間をかけて行われる」との見方が広がり、円安方向に反応。
・年末要因が重なり、相場は方向感より値幅重視の展開となった。


6. トレード指針(初心者向け)

【基本方針】
今週は攻めるより守る週です。薄商いでイベントが少ない相場は、想定外の値動きが起こりやすくなります。

【トレードするなら時間を限定】
・23日(火)の米指標前後
・25日(木)の植田総裁発言前後

【基本ルール】
・ポジションサイズは通常の半分以下。
・逆指値は必ず設定。
・伸びたら欲張らず利確。
・迷ったらノートレ。


今週の結論

今週は年末・クリスマス相場で流動性が極端に低下する一方、157円台という高値圏に位置しています。わずかな材料で急変動が起こりやすく、無理なエントリーはリスクが高い週です。
年末相場は「増やす」よりも「減らさない」ことを最優先し、慎重な立ち回りを心がけたいところです。


学びポイント:「薄商い=安全ではない」

市場参加者が少ない相場は静かに見えて、実際には価格が軽く動きやすい危険な環境です。年末はトレンドフォローよりもリスク管理を重視し、「取らない判断」も立派なトレード戦略であることを意識することが重要です。

最新情報をチェックしよう!